阿里巴巴(アリババ)がこのほど発表した「親のモバイルインターネット生活報告」によると、全国の中高年両親の「手切族」は3C(コンピューター、通信機器、消費電子製品)と家電をネットでよく買う傾向があり、モバイル決済とオンライン資産運用が普及するのにともなって、50歳以上の支付宝(アリペイ)ユーザーがマネー・マーケット・ファンド(MMF)「余額宝」に預けた資産額平均は7千元(1元は約17.1円)に迫り、全国平均の4千元を大きく上回ったという。「北京日報」が伝えた。
アリババのまとめたデータによれば、過去9ヶ月間に、50歳以上の中高年はネット通販の平均利用額が5千元に迫り、商品購入数の平均は44点に上り、驚くべき購買力をみせている。地域別にみると、上海、北京、広州、杭州、武漢、重慶、成都、深セン、南京、天津が「中高年両親の手切族」の多く分布する地域だ。
中高年が淘宝(タオバオ)で安い商品ばかり買っていると考えない方がいい。それどころか、親たちは3Cや家電製品など単価の高い商品を買う傾向がある。データによると、彼らが最も好むネットショッピング商品は携帯電話、モバイルチャージカード、洋服、短靴、バス用品、エアコンなどで、消費する商品の種類が非常に豊富だといえる。種類が豊富なだけでなく、親たちはブランドにも関心を寄せ、消費習慣がますます若返りしている。データをみると、中高年が最も好むブランド上位10位は、美的、海爾(ハイアール)、アップル、華為(ファーウェイ)、小米(シャオミ)、AUX、フィリップス、栄耀、プレイボーイ、キャノンだ。この後にはアディダスとナイキが続き、中高年に最も人気のある「イマドキ」のブランドとなっている。
親たちの余額宝への評価が上がっており、2017年9月30日現在のデータによると、余額宝の50歳以上のユーザーは前年同期に比べて40%近く増加したという。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年10月30日
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