10月のPMIは51.6％　高水準を13ヶ月間維持

10月31日、山東省■（さんずいに維）坊市の電気自動車メーカーの向上で、作業員が組立を行っている様子。

国家統計局と中国物流調達連合会が10月31日に共同で発表したデータによると、今年10月の中国の製造業購買担当者指数（PMI）は51.6％で、前月比0.8ポイント低下し、前年同期を0.4ポイント上回り、今年の平均水準に達した。専門家は、「PMI指数は13ヶ月連続で51％以上の高水準を維持し、製造業は持続的に拡大する発展の勢いを保っている」との見方を示した。人民日報が伝えた。

国務院発展研究センターの張立群研究員は、「生産、在庫、調達量などの指数の変化を総合的にみると、経済の安定成長という特徴が強化されたことがわかる。2ヶ月連続の上昇の後、10月のPMI指数は低下したが、それでも景気・不景気のボーダーラインは安定的に超えており、経済の安定成長という特徴がより顕在化したことを物語る」と述べた。

国家統計局サービス業調査センターの趙慶河シニア統計師は、「10月の製造業PMIには次のような特徴がみられた。生産と市場ニーズの増加率が鈍化した。エネルギー消費量が多く、汚染レベルの高い産業の生産経営活動が鈍化した。輸出入が引き続き拡大した。ハイエンド製造業と消費財に関わる製造業の成長エネルギーが持続的に発揮された、などだ」と分析した。

同データによれば、10月の非製造業ビジネス活動指数は54.3％で、前月比1.1ポイント低下した。同連合会の蔡進副会長は、「目下、非製造業の増加率は鈍化しているが、全体としては安定した急成長を維持しており、経済運営には引き続き安定さの中での好転という運営の土台が備わっている。ニーズ、雇用、末端の消費価格の伸びが安定している。消費関連産業が突出した動きをみせ、消費の牽引役割が引き続き発揮される見込みだ。さまざまな企業が協同発展し、特に小規模・零細企業のエネルギーが増強された」との見方を示した。（編集KS）

「人民網日本語版」2017年11月1日