国家海洋局第一海洋研究所が20日に発表した情報によると、海洋調査船「向陽紅18号」が国家深海基地管理センター埠頭から出港し、「気候変動と大気海洋相互作用」特別プロジェクトの東インド洋南部水体総合調査冬季航行へと出発した。航行期間は75日間から80日間を予定しているという。科技日報が伝えた。
今回は同調査の4回目の航行となり、アジアで冬の季節風が強い時期の、インド洋総合海洋環境を理解するための重要な航行となる。主に同時期の赤道及びインド洋東部の海流の構造及び影響メカニズム、冬の季節風の形成の過程、同海域の海洋化学要素及び生物活性層の関係、季節風還流に対する浮遊生物群の反応などへの理解を深める。
今回はアジアの冬の季節風が強く吹く時期であり、東インド洋南部の広範囲観測、航行中の観測、定点観測、ブイによる観測などにより、物理海洋や通常海洋気象、大気海洋境界層、高空気象、海洋化学・水体生物、海洋光学・マイクロ波リモートセンシング現場データなどの調査を展開する。
中国が同海域の冬の詳細な海洋環境データを同時に観測するのは今回が初めてで、今後の科学研究の基礎的なデータを入手することになる。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年11月21日
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