中国北方で初となる大型ドローン専用のテスト飛行基地が20日、天津開発区で設立されることになった。12月末までに第1陣となる大型ドローンが正式にテスト飛行を実施する。科技日報が伝えた。
ドローン技術の急速な発展に伴い、中国の2020年のドローン市場規模は584億元(1元は約17円)以上に達する見通し。大量のドローンによる違法飛行が民間航空の飛行を妨げており、ドローンによる安全問題が物議をかもしている。その一方で多くのメーカーの大型ドローンは、専用のテスト飛行場所と空域が無いため、その実験や試験を無事に完了させることができないという苦境に立たされている。
今回天津で設立される専用の大型ドローンテスト飛行場の半径は5キロ、空域は高度600メートルで、国内の大型ドローンのテスト飛行の需要をほぼ満たすことができる。また空港側は専用の飛行管制サービスを提供し、テスト飛行の全過程を保障し、テスト飛行の安全性を高め、トラブルを回避する。大型ドローンのテスト飛行を実施する場合、前日までに基地に申請するだけで利用することが可能となる。
またドローンのテスト飛行中、基地管制は専用のデータサービスにより、テスト機を動的に監督管理し、全過程のデータをモニタリングする。すべての飛行データはリアルタイムで地上に伝送され、自動的に分析・整理される。そのため、ドローンのその後の性能向上に役立てることが可能となる。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年11月21日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn