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続く「中国語ブーム」、学習者の低年齢化目立つ

人民網日本語版 2017年11月18日16:05

中国語を朗読するカンボジアの学生

米国のトランプ大統領の孫娘アラベラちゃんは最近中国でその人気が高まっているが、それはトランプ大統領が今回訪中した際に、習近平国家主席夫妻にこの愛らしい孫娘が中国語で歌を歌ったり、「三字経」や古詩を朗読する動画をタブレットPCで披露したことに起因している。アラベラちゃんは今や中国の人々からも慕われる存在になっているのだ。

実際のところ、中国語を学んでいるのはアラベラちゃんだけに限らない。英国のジョージ王子やスペインのレオノール王女も中国語を学んでいる。中国語を学ぶ海外の子供のたちが増加し続け、ブームとなるにつれて、海外の中国語学習者の低年齢化が次第にトレンドとなってきている。

英国のある公立小学校の中国語の授業では、子供たちが「中国語を勉強したら、中国レストランに行って中国語で注文することができるようになる」や「たくさんの人が中国語を話しているので、私も中国語を話せたら、もっと多くの人と交流することができる」、「パパやママが中国語を学んだ方が将来役に立つと言ったから」といったような意見を述べ、中国文化の雰囲気あふれた教室の中で、中国語の教師が出す質問に次々と答えている。

このように学校に中国語クラスを設けるだけでなく、各国の関連当局も低年齢層の中国語学習者を対象とした中国語サマーキャンプや中国語コンテストといった文化イベントを行っている。

様々なレベルでの立体的な中国語の国際教育システムが現在海外で形成されつつあり、海外で中国語を学ぶ子供たちにより多くのサポートを提供している。米国を例にとると、過去10年あまりの間に、小中学校から高校、大学や孔子学院、孔子教室、トレーニング機関、華文学校など実に様々な団体が競うように発展している。オレゴン州やユタ州といった地域では、中国語教育をすでにすべての公立学校のカリキュラムシステムに取り入れることを立法形式で規定しており、数多くのトレーニング機関やビジネスサイトは様々な中国語のオンラインカリキュラムを提供し、中国語学習における「新たな門戸」を開き始めている。また全米50州にわたり孔子学院が110ヶ所、孔子教室は500ヶ所以上も展開している。

英国では政府から民間に至るまで全方位的に中国語学習を推し進めており、国の政令や教育省による専門部門の設立、毎年定期的に行われる中国語教育カリキュラムの巡察、ローカルの中国語教師の育成などを実施している。

子供たちの中国語学習を重視する保護者がますます増加しているのは、子供たちの将来性という考えからだけでなく、近年は子供たちの言語習得研究が進んできた点もその理由として考えられる。ここ数年、中国語学習者の低年齢化がますます進んでおり、幼児のうちから学び始める子供たちも多くなってきているほどだ。これは言語習得の「臨界期」論が教育分野で発展していることも関係している。(編集TG)

「人民網日本語版」2017年11月18日

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