北京市環境保護局は3日、北京市はPM2.5の年間平均濃度が1立方メートル当たり58マイクログラムという、「大気汚染防止行動計画(大気十条)」の目標を見事達成したことを明らかにした。北京日報が伝えた。
2017年、北京のPM2.5の年間平均濃度は1立方メートル当たり58マイクログラムとなり、前年同期比で20.5%低下した。2013年の1立方メートル当たり90マイクログラムと比べると、32マイクログラム低下し、低下幅は35.5%となり、中国の「大気汚染防止行動計画」が設定した1立方メートル当たり60マイクログラムという目標を達成した。
統計によると、2017年、北京市の大気の質はこれまでに比べ、目に見えて改善されており、大気の質の優良日数は年間で226日間と、2016年比で28日間増加した。また、大気の質の重度汚染日数は23日間となっており、2016年比で16日間減少した。2017年は年間を通して、北京市の9ヶ月間のPM2.5の月平均濃度がここ5年間の同期比で最低レベルとなった。
そのほか、同期比でそれぞれ二酸化硫黄(SO2)が70.4%、、二酸化窒素(NO2)が17.9%、PM10の年間平均濃度が22.2%低下して改善された。そのうち、二酸化硫黄の低下幅は最大で、2017年の年間平均濃度が初めて1ケタ台にまで低下した。
北京市環境保護局は、「2017年の気象条件は全体的に有利に働き、北風の発生率は比較的高く、特に第4四半期は大気の質の重度汚染が発生したのはわずか4回で、重度汚染の日数は5日間となり、ここ数年の水準を明らかに下回った。継続的な大気汚染の排ガス削減措置に有利な大気の拡散条件が加わり、2017年の北京市の大気の質は明らかに改善した」と説明した。(編集YK)
「人民網日本語版」2018年1月5日
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