ドイツ銀行が5日に発表した「2018年中国株式市場見通し報告」によると、今年の中国経済の発展状況は引き続き柔軟性を維持するとともに、より質の高い成長モデルを体現するという。また同報告は投資家に対し、G.A.R.P(グリーン・環境保護、先進的製造業、国有企業改革、消費バージョンアップ)の4つの投資テーマに注目するよう提起した。中国新聞社が伝えた。
同報告によれば、中国経済は目下、より質の高い成長段階へと足を踏み入れている。18年投資のテーマは質の高い成長の下でのG.A.R.Pだという。
同報告の内容を踏まえると、グリーン・環境保護については、汚染対策が政策制定者により3つの攻略戦の1つに数えられており、利益を受ける主な産業にはバイオマス発電・危険廃棄物処理、総合環境ガバナンス、天然ガス、風力エネルギー・太陽エネルギー、新エネルギー自動車がある。「メイド・イン・チャイナ2025」戦略において、先進的製造業が技術革新(イノベーション)を通じてバージョンアップの歩みを加速させており、スマート製造、5G電気通信、モノのインターネット(IoT)、クラウドコンピューティング、半導体、自動運転が巨大な飛躍のチャンスを迎えるとみられる。国有企業改革は17年の中央経済工作会議で繰り返し優先的任務とされた。消費バージョンアップは可処分所得の増加、人口構造の変化、より強い消費傾向を受けて長期的なテーマとなっており、利益を受ける主な潜在的産業には教育、医療、レジャー、娯楽、伝統的製品のバージョンアップ・モデルチェンジに関わる産業がある。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年1月6日
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