海外22ヶ国の1万1000人あまりを対象に行った調査により、2016年以降の中国の国家イメージや中国への認識を反映するデータと結論がこのほど明らかになった。「海外での中国の全体的なイメージや好感度が緩やかに上昇して」おり、「中国料理、中医薬、中国高速鉄道といった中国文化と科学技術の要素が引き続き中国の国家イメージの注目点になっている」という。新華社が伝えた。
当代中国・世界研究院(中国外文出版発行事業局対外伝播研究センターが前身)が調査機関の凱度華通明略などと共同でまとめた「中国国家イメージ世界調査報告2016〜2017年」の中国語版と英語版が、5日に北京で発表された。一連のシリーズ調査の一環で、今年で5回目の発表になる。
同報告によると、「海外での中国の全体的なイメージや好感度が緩やかに上昇している。そのうち発展途上国が中国に抱く印象はおおむね先進国よりもよいものとなっている。中国のグローバルガバナンスへの寄与と国内でのガバナンスの取り組みが海外で評価され、特に科学技術分野と経済分野でのグローバルガバナンスへの関与が高く評価されている。年齢の高いクラスターに比べ、海外の若者は中国の国内政治や外交の取り組みをより高く評価する」という。
また同報告は分析を踏まえて、「回答者は一般的に中国の今後の発展に期待を寄せ、中国が近く世界一のエコノミーになり、ますます多くの国にとって最大の貿易パートナーになると予測する」と指摘する。中国ブランドの認知度に関する調査では、「海外の回答者の間で伝統的産業ブランド認知度のランキングは上昇しているが、品質の問題が今なお中国ブランドの海外発展を制約する主な要因になっている」という。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年1月6日
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