「上海市都市全体計画(2017―2035年)」が4日午後、正式に発表された。計画によると2035年までに、上海は「卓越したグローバル都市」の建設をほぼ完了させ、誰もが憧れるイノベーション都市、人文都市、生態都市かつ世界に対する影響力を備えた社会主義現代化国際都市を確立していくとしている。また、長江デルタ地域の協同発展に積極的に関わっていくことで、上海大都市圏を構築し、グローバルな影響力を持つ世界レベルの都市群を築き上げていく。人民日報海外版が伝えた。
計画によると、上海は今後、都市発展モデルを転換させ、高密度な超大都市の持続可能な発展のための新モデルを模索していく。人口規模と建設用地、生態環境、都市安全という4つの基本ラインをしっかりと維持していく。人口の急増と自然環境の厳しい制約という矛盾を緩和し、常住人口規模を厳しくコントロールする。また上海は、「15分コミュニティ生活圏」を構築し、徒歩15分圏内でコミュニティ公共サービス施設に到着できる割合を99%前後まで引き上げる。今後、すべての新都市や都市副都心に、1新都市•副都心あたり最低大学1校を、1新都市あたりトップレベルである三級甲レベル総合病院を最低1施設、それぞれ設立する。さらに計画では2035年までに、上海の森林カバー率を約23%まで引き上げ、市民1人あたりの公園緑地面積を13平方メートル以上とし、PM2.5年平均濃度を1立方メートルあたり25マイクログラム以下に抑えるとしている。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年1月5日
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