科学観測船「向陽紅03」は17日、ミャンマー・ヤンゴンのティラワ港に到着した。ミャンマーの排他的経済水域で、5日間にわたる海洋科学観測を実施する。ミャンマー側は国防や農業、牧畜、灌漑などの部門の代表者を派遣し、科学観測を共同で実施する。新華社が伝えた。
ミャンマー側は同日午前、ティラワ港で歓迎式典を開いた。駐ミャンマー中国大使館の楊守征参事官とミャンマー・モンユワ大学総長らが出席した。
楊参事官は歓迎式典で、「向陽紅03のミャンマーでの観測は、両国の科学技術分野の協力の一大イベントと言える。両国間の科学技術協力は高い将来性を秘めている」とした。
モンユワ大学総長は、「ミャンマーの科学者にとって、今回の共同観測は新たな体験になるのみならず、未来の科学研究活動に必要な知識と技術を身につけることができる。ミャンマー側は中国側とのさらなる協力に期待している」とした。
船上で行われた学術交流会では、中国国家海洋局第三海洋研究所研究員で、向陽紅03本航行段階首席科学者の邱雲氏が、向陽紅03の研究事項を紹介し、両国の科学者がそれらを基に議論の交換を行った。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年1月19日
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