大陸部発のモバイル決済サービスが台湾地区で急速に根を張り、普及拡大している。支付宝(アリペイ)が2015年12月に台湾でのモバイル決済サービスをスタートしてから、これまでに商店3万4千店が同サービスを導入し、外食、ショッピング、移動、娯楽などさまざまな分野がカバーされるようになった。新華社が伝えた。
現在、アリペイを代表とする大陸部のモバイル決済プラットフォームが台湾の大手コンビニ、夜市、デパート、レストランと連携しており、たとえばコンビニチェーンのファミリーマートでアリペイが利用できるだけでなく、台北の寧夏夜市と士林夜市、台中の逢甲夜市、高雄の六合夜市などでもアリペイ決済への全面的サポートが実現している。台北の台湾桃園国際空港ではアリペイが店舗の9割近くをカバーする。
大陸部からの観光客や学生の台湾地区消費市場での動きに照準を合わせ、大陸部モバイル決済プラットフォームの台湾地区業務が急速に伸びている。データをみると、2017年の国慶節(建国記念日、10月1日)連休期間には、大陸部からの観光客のアリペイを通じた台湾地区での一人あたり平均消費額が900元(約1万5564円)に上り、前年同期を2.3倍上回った。
観光旅行を基幹産業とする花蓮県では、大陸部のモバイル決済プラットフォームが有名な東大門夜市、ビジネス圏、民宿の大部分をカバーしている。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年1月22日
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