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朝鮮半島情勢の立て直しを持続的に後押しする

人民網日本語版 2018年01月20日09:40

朝韓は17日、平昌冬季五輪開幕式での「朝鮮半島旗」を掲げての合同入場、合同チームでの競技参加を目指すなどの措置で合意した。また、韓国の康京和外相も先日「韓朝の現在の対話は朝鮮核問題の平和的解決の議論にまで拡大できる」と述べ、冬季五輪の議題を超えたさらなる対話につなげたい考えを示した。双方の会談の成果は引き続き世界に良いニュースをもたらし、同じ方向に向かい、善意に善意で応える姿勢を十分に示した。対話と協議により相互関係を改善し、朝鮮半島情勢を緩和することこそが正しい選択だ。(人民日報「鐘声」国際論評)

だが朝鮮半島情勢に得難い緩和局面が生じる中、国際社会には朝鮮半島北南双方の前向きな連動と逆行する、時期にそぐわない妄動が見られる。カナダと米国は16日にバンクーバーでいわゆる「朝鮮半島安全・安定外相会議」を開き、対朝圧力強化などの問題を話し合った。出席国には朝鮮戦争の対朝作戦に参加した、または「国連軍」を援助した国が含まれた。「国連軍」の旗を掲げて会議を開催すること自体が冷戦の色彩を帯びている。こうした国々が一堂に会して安保理決議外の追加制裁をもっともらしく議論しても、朝鮮半島情勢にいかなる建設的後押しももたらさず、国際社会を分裂させ、朝鮮半島核問題の適切な解決に向けた各国の共同努力を損なうだけだ。

朝鮮半島核問題の歴史的過程を振り返れば、各国の懸念の協議を通じた均衡ある解決こそが正しく、またそのために尽力するかけがえのない場が6カ国協議であることが難なくわかる。中国が推し進め、各国が支持する中、2003年に朝鮮半島核問題の3カ国協議は6カ国協議へと発展し、かつ2003年から2007年までの対話・交渉期間に歴史的意義を持つ政治文書である2005年9月19日の共同声明を発表し、朝鮮による核申告、冷却塔の爆破という具体的成果を得た。

まさに2008年に対話と交渉が中断して以降、朝鮮半島情勢は次第に悪化し、関係各国の行動の幅が広がり、朝鮮半島の平和・安定を脅かす衝撃波が強まり、各国が相互信頼を欠き、悪循環に陥るようになったのだ。6カ国協議の成果と意義は誰の目にも明らかだ。

現在、朝鮮半島情勢には貴重な緩和局面が生じ、勢いに乗じた対話と交渉の歴史的チャンスをもたらしている。各国はようやく得られた緩和基調を持続させるべく共に努力し、対話と交渉の再開に向けた環境を整えるべきだ。中国側の打ち出した「相互停止」提案と「デュアル・トラック」アプローチも、交渉再開に向けた現実的で実行可能な1つの突破口であり、朝鮮半島平和協定を締結し、各国と共に努力して平和・協力の地域環境を築くことが最終目的だ。現在朝鮮半島情勢に生じた貴重な緩和局面を、各者は一層大切にするべきだ。国際社会はこのチャンスを捉え、引き続き支持し、協調すべきだ。(編集NA)

「人民網日本語版」2018年1月20日

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