浙江省嘉興市産の生きたマムシ約200キロ、1万1400ドル(約127万円)相当が19日、臨床検査をクリアして、日本に輸出された。浙江省から生きたヘビが日本に輸出されるのはこれが初めて。浙江省の出入境検験検疫局が22日の取材に対して明らかにした。中国新聞網が報じた。
今回輸出されたのは中国の広い地域に生息するマムシ(Gloydius brevicaudus)で、毒を持つ。積極的に人を攻撃することはないものの、攻撃を受けると、何度もかみつく。同種は食用で用いられるほか、咳止めや鼻づまり解消などの薬にも使われる。
中国で重宝されているマムシだが、実は世界中でも人気がある。嘉興市はヘビの養殖が盛んで、手に入りやすく、養殖も比較的簡単であるため、浙江省から毎年、大量の乾燥させたヘビやその粉が海外に輸出されている。ただ、生きたヘビの輸出になると話は別で、各国の基準は異なり、日本は特に基準が厳しい。
嘉興中山蛇業有限公司の沈永春・総経理は、「浙江省で唯一ヘビを輸出している当社の乾燥ヘビの輸出量は毎年6-9トン、ヘビの粉は6-10トン、輸出売り上げ高は700万元(約1億2000万円)。今回、生きたヘビが日本に輸出されたのは浙江省では初めてで、当社の新しい海外市場の扉が開かれた」と紹介した。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年1月23日
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