「不適切な子供向け動画」をめぐる問題が、このところネットで人々の関心を集めている。話題となっている動画は、エルサやスパイダーマン、ペッパピッグなど人気アニメのキャラクターを二次加工したもので、バイオレンスやホラー、ポルノといった有害なコンテンツに満ち溢れている。北京文化市場行政法律執行総隊は22日に緊急通知を出し、「不適切な子供向け動画」に対する取り締まりを求め、不適切であると判断された関連コンテンツを全てネット上から削除するよう求めた。
●北京市、「不適切な子供向け動画」の緊急取締りをスタート
「通知」によると、各動画サイトは直ちに、アニメーションや子供向けドラマ、コスプレドラマ、フィギュアドラマ、子供向けゲーム解説動画などを含むあらゆる未成年者向け動画作品の内部調査を行い、不適切なコンテンツを発見した場合、全て削除しなければならないとしている。
また、「通知」では、「各サーチエンジンは、『不適切な子供向け動画』に相当する作品の名称をキーワードとする検索に対してフィルタリングを行い、関連ワードを改め、それらが未成年者に対して社会的危害を及ぼすことを強調する必要がある。例えば、『エルサ妊娠』や『スパイダーマンが愛するエルサ』などのワードが相当する」としている。
このほか、北京文化法律執行総隊は、ゲーム開発企業および運営企業各社に対し、上記のような「不適切な子供向け動画」のコンテンツを含むネットゲームおよび関連商品を開発してはならず、このようなコンテンツを含むゲームについて直ちに公開を停止し、法律執行機関に報告を行うよう求めている。またいかなる企業も、「不適切な子供向け動画」の人気に乗じてマーケティングを行ったり、悪意ある告発を行ってはならない。また、いかなる口実によっても、ウェブサイト上にこうしたゲームや動画のリンクを張ったり、推薦してはならないとしている。
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