国際研究チームが先月26日、米国のScience Advances誌で、新型量子アルゴリズムを設計したことを発表した。これは量子計算の物理・化学など各分野での応用を促す可能性がある。北京日報が伝えた。
情報によると、複雑な量子システム内には低エネルギーの基底状態のほか、高エネルギーの激発状態が存在する。過去の量子アルゴリズムでは、基底状態の問題の答えを効果的かつ正確に導き出すことしかできなかった。この問題をめぐり、英ブリストル大学と米マイクロソフト社、中国の中山大学などの研究者が協力し、新型量子アルゴリズムを設計した。
研究者は小規模・シリコンベースの光量子チッププロセッサを作り、この新型量子アルゴリズムの検証に成功した。これにより光合成における関連問題の答えを導き出した。
研究者によると、新型アルゴリズムは量子計算の物理・材料・化学・生物などの分野での応用を促す可能性がある。これには新型触媒の設計、太陽電池の性能の改善などが含まれる。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年2月7日
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