天猫国際(Tmallグローバル)と第一財経商業データセンター(CBNData)が6日に共同で発表した報告書「2017年度輸入消費情勢報告」によると、95後(1995年から1999年生まれ)が労働市場に参入するようになり、90後(1990年代生まれ)と95後のクラスターが80後(1980年代生まれ)に代わって輸入消費の主要パワーになりつつある。90後・95後の女性は今や輸入消費バージョンアップの牽引役だという。「北京日報」が伝えた。
現在、越境ECプラットフォームで輸入商品を購入することは多くのユーザーにとってごく当たり前の習慣だ。同報告書は、「輸入消費の新たな消費者のうち、5回以上購入した層が約17%を占め、ユーザーのロイヤルティ(忠誠度)が徐々に高まり、輸入消費が常態化する傾向が明らかになってきた」と指摘した。
どの国の輸入商品を買うかの選択肢が広がったことが、消費者が輸入消費をますます歓迎するようになった重要な原因の1つだ。日本、米国、オーストラリア、ドイツ、韓国の5大人気輸入元国の商品に引き続き人気があったほか、ギリシャ、チリ、ポーランド、ハンガリー、スペインの5ヶ国も17年に輸入消費クラスターがその商品を積極的に買い求めた国々になった。消費者の愛好する商品をみると、米国、オーストラリア、ドイツは栄養補助食品(健康食品)と乳幼児食品に人気があり、日本と韓国はスキンケア製品の人気が高かった。
人々の健康に対する要求がますます多様化し、細分化していることから、17年には輸入販売額に占める健康食品の割合が急速に増加した。たとえばデトックス、アイケア、筋肉増強、美顔、免疫力アップといった機能をもつ健康食品がよく売れた。輸入ベビー・マタニティ用品の消費をみると、子どもの出産を控えたプレパパ・プレママが「こだわりの」商品を購入する傾向が目立ち、たとえば車のチャイルドシート一つとっても遠く海外から買い求めたりしていた。ベビー・マタニティ用品消費では、結婚して一家を構える90後の割合が徐々に増加しており、これから中堅パワーになることが期待される。消費の中身をみると、90後は80後に比べ妊婦の美容・体型維持に関する商品をより好む傾向がある。
同報告は輸入商品の消費バージョンアップを牽引するクラスターである一線都市と二線都市の90後・95後の消費行動を分析し、「『先輩たち』に比べ、個性を重視し希少価値を重んじる90後・95後は、マイナーな国から輸入された消費財、新作コスメ、オリジナルブランド、人気グルメをとりわけ好み、キャットフード、空気清浄剤、歯のホワイトニング用品、ワイン、ローズオイルなどに特に人気がある」と伝えた。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年2月7日
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