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科学的ダイエットの王道はしっかり食べること

人民網日本語版 2018年02月12日16:24

湖北省武漢市のある人が食事制限で減量に成功したものの、眩暈や疲労感、動悸・息苦しさ、冷や汗などの症状が出たため病院で受診したところ、「低血糖症」と診断された。専門家は、「ダイエットするときには、まず、栄養バランスの取れた食事を心がける必要がある。しっかり食べることを怠ると、さまざまな副作用が生じる恐れがある」とアドバイスしている。新華社が報じた。

漢口市に住む寧さんは、わずか3ヶ月の間に、80キロあった体重を62.5キロまで落とした。減量するため、油と塩分を含まないゆで野菜と卵だけを毎日食べ続けた結果、彼女はダイエットに成功したものの、上述のような症状がでてしまったのだという。

湖北省中医学病院肥満科の肖明中主任は、「ダイエットする際には、身体が必要とする栄養を毎日摂取するよう気をつけなければならない。同時に、カロリーのコントロールも必要で、肉類や主食を一切断つことは正しくない。なぜなら、人間は1日最低70グラムの良質のたんぱく質を必要としており、肉・魚・卵・乳製品は、最も優れたタンパク質だからだ」とした。

そして、「減量の目的は、身体の脂肪を減らすことであり、単純に体重を減らせばよいという訳ではない。栄養を十分に摂取しないと、脂肪が減るのと同時に筋肉も減り、代謝の低下や亜健康状態を招いてしまう。やみくもな減量は、低血糖状態を引き起こし、さらには、貧血や甲状腺機能亢進症、消化器系疾患、内分泌障害、骨粗鬆症、神経性拒食症を引き起こす恐れがある」と指摘。

さらに「ダイエットをする際には、栄養のバランスを考慮して、しっかり食べるよう心がける。炭水化物・脂肪・タンパク質・ビタミン・食物繊維を適度な割合で摂取し、各栄養素をバランスよく過不足なく摂り、油・塩分・糖質の過剰摂取を避けること。1日3食バランスよく食べることも大切だ。特に朝食はきちんと食べ、昼食もしっかり食べる必要がある」とアドバイスしている。(編集KM)

「人民網日本語版」2018年2月12日

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