外交部(外務省)の王毅部長は8日、「朝鮮半島の緊張状態を緩和し、悪循環を打ち破るには、対話・交渉が唯一の出口であり、南北双方がそのためともに第一歩を踏み出すことは誠に時宜を得たことであり、非常に重要なことだ」と述べた。同部のサイトが伝えた。
王部長は、「最近、朝鮮半島の南北双方は平昌五輪をめぐり一連の積極的な相互連動の動きをみせており、中国は朝鮮半島の隣国としてこうした動きを支持する」と述べた。
王部長は、「中国は南北双方が引き続き目下の貴重な相互連動の流れを維持し、ここを起点として、朝鮮半島の対話・交渉のドアを少しずつ開けていくことを願う。もちろんこの目標を現実のものにするには、南北双方だけでは不十分で、各方面が共に努力することが必要だ。中国は各方面が引き続き安保理の決議を厳格に執行すると同時に、まずお互いに刺激し合い、矛盾を激化させる一切の行動をしばらく停止し、朝鮮半島情勢の相対的な安定をできる限り維持し、共同で対話交渉に向けたムード作りをし、条件を積み上げていくことを願う。中国は冬季五輪の開催期間中に行われる対話を日常の持続的な対話へと延長し、朝鮮・韓国間の相互連動を各方面に拡大すること、特に朝鮮・米国間の相互連動へと拡大すること、南北の関係改善の努力を朝鮮半島の平和安定の維持、朝鮮半島の非核化実現に向けた共同の努力へと拡大することを願う。みなが心を一つにして力を合わせ、向き合って共に進めば、朝鮮半島の対話のドアが再開する日がきっとやって来ると確信する」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年2月9日
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