中国教育部(省)は3月1日に開いた記者会見において、「2017年において中国政府は各教育段階で資金援助を行った累計学生数は延べ9590万4100人(就学前児童を含む)で、前年比464万2700人(5.09%)増加した。援助総額は、同11.45%増の1800億元(1元は約16.8円)を突破。学生にたいする資金援助は、11年連続で、対象学生数と資金総額、財政投入額、学校投入額など各分野で増加し続けている」ことを明らかにした。人民日報が伝えた。
中国の学生資金援助政策体制においては、各教育段階、公立・私立学校の全カバー、経済的に困難な状態にある家庭の全学生を全カバーを実現しており、家庭の経済的事情から通学を諦める学生を根絶するよう制度面での保障を確立している。2017年、義務教育段階にある学生は、授業料・雑費無償化政策と国の無料教科書政策が適用された。必要な栄養を摂取できる給食の提供補助を受けた学生は3700万人にのぼり、財政から拠出された給食提供補助金の額は285億元に達した。
中国共産党第19回全国代表大会で行われた報告では、「学生に対する資金援助制度の健全化」が強調された。中国は2018年、学生に対する「精確な」資金援助を業務の重点に据える方針。つまり、経済的に困難な家庭の学生に対する必要に応じた援助を確実に実施し、資金援助基準が彼らのニーズに見合うものとし、学生が援助金を最も必要とするタイミングを逃すことなく、必要な額を学生に届けることに尽力していく。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年3月6日
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