中国教育部(省)は、民間が出資し、国が重点的に支持する新しいタイプの高等学校「西湖大学」が、教育部から設立の認可を得たことを2日、明らかにした。新華社が伝えた。
「教育部の西湖大学の設立の同意に関する書簡」は、「高等教育法」と「民間教育促進法」、「民間教育促進法実施条例」、「普通高等学校設立暫定条例」、「普通本科大学設立暫定規定」の関連規定、全国高等学校設立評議委員会の審査・評議の結果、研究を踏まえた上で、西湖大学の設立を認めるとした。
同書簡は「西湖大学は非営利法人であり、浙江省が統一的に管理・指導する。同校は研究型高等学校として位置付けられ、主に基礎的・先進的な科学技術研究を展開し、トップレベルの革新人材の育成を重視する。同校は院生教育から始まり、本科生教育を適時展開する。全日制在校生の数は5000人以内とする」としている。
教育部はさらに、学校の教育状況を評価・検査し、かつその結果に基づき本科生教育問題について検討を進める。
西湖大学は浙江省杭州市西湖区に位置する。ガバナンスシステムについて、西湖大学は世界の経験を参考にし、理事会が指導する校長責任制を実施する。教員による教育と民主的な管理、民間参与という大学ガバナンスシステムを形成する。同校は西湖高等研究院の理学とハイテク、生物学、基礎医学の4つの研究所を基礎とし、理学部、工学部、生命科学部を設立し、理学、工学、医学などの学科を優先的に立ち上げていく。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年4月4日
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