これまでの症例から、肺がんになるリスクが高いグループといえば、主に高齢者や男性、喫煙者だった。だが、復旦大学附属腫瘍病院胸部外科主任の陳海泉教授率いる研究チームによる長年の研究成果を取りまとめた研究プロジェクト「初期非小細胞肺がん外科個体化治療の基礎・臨床研究」報告から、女性と非喫煙者が、中国における肺がんの新たなハイリスク群であるという事実が判明した。中国青年報が伝えた。
この研究プロジェクトは、2017年度上海市科学技術進歩一等賞を受賞した。
プロジェクトチームは、2013年8月から2014年8月の期間、上海市閔行区にある7ヶ所のコミュニティにおいて、住民のうち肺がんに罹患するリスクが高い人々のスクリーニング(予備選別)研究を実施した。プロジェクトチームはハイリスク群1万1332人に対するスクリーニングを行ったが、そのなかで女性の割合は37%、非喫煙者は17%、平均年齢は63.8歳だった。
現在、復旦大学附属腫瘍病院で肺がんの手術を受けた患者のうち、肺がんスクリーニング計画によって病気が見つかった初期非小細胞肺がん患者は7割を上回っている。2016年だけでも、若い非喫煙女性のうち、初期肺がんの患者が76.2%を占めた。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年4月4日
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