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これまでの中日韓サミットを振り返る

人民網日本語版 2018年05月03日08:59

第7回中日韓サミットが9日に日本・東京で開催され、李克強総理、日本の安倍晋三首相、韓国の文在寅大統領が出席する。今回のサミットは2年余りの中断を経ての再開となる。中日韓首脳は1999年の初会談以来、すでに会談や会議を10数回行っているのに、今回が第7回サミットと呼ばれるのはなぜか。

3カ国の協力制度としての、中日韓首脳の定期会談・会議には明らかな特徴が2つある。

第1に、中日韓協力初期の中日韓首脳会議はASEANの枠組内で完結した。この段階で中日韓首脳は毎年ASEANプラス3(中日韓)首脳会議の開催期間に会談または会議を行った。1999年から2007年11月まで、3カ国首脳は会談や会議を計8回行った。その間、2005年に日本の首相が靖国神社を参拝したため、3カ国首脳の第7回会議は延期を余儀なくされ、2007年1月にようやくフィリピンで開催された。

第2に、中日韓サミットはASEANプラス3の枠組外で、独立した形で開催される。2008年から3カ国首脳はASEANプラス3(中日韓)会議の期間に会議を開くと同時に、単独で会談を行うことを決めた。現在言う第7回中日韓サミットは、2008年に初めて枠組外で開催された会談から数えたものだ。2008年12月から2015年11月まで、中日韓サミットは計6回開催された。

中日韓3カ国間協力の迅速な発展に伴い、日韓両国、特に韓国がASEANの枠組外での3カ国首脳会談の単独開催を積極的に主張するようになった。2004年に韓国が最初にこれを提案した。

2008年12月13日、中日韓3カ国初の「ASEANプラス3」の枠組外での首脳会談が日本・福岡で開催された。3カ国はASEANプラス3首脳会議期間の会議を継続すると同時に、3カ国首脳が単独で開催する会談を制度化し、毎年持ち回りで開催することを決定した。その後、中日韓サミットは毎年1回開催され、2008年12月から2015年11月までに計6回開催された。

2009年10月10日、第2回中日韓サミットが北京で開催された。サミットで発表された「中日韓協力10周年共同声明」は、相互尊重、平等及び互恵、開放及び透明、互いの文化の違いの尊重が3カ国協力の基礎と保障であり、3カ国協力が従うべき原則でもあることを指摘。3カ国は歴史を正視し、未来に向かう精神に従い、3カ国関係の善隣・相互信頼、包括的協力、互恵、共同発展の方向への前進を推し進めるとした。

2010年5月29日から30日にかけて第3回中日韓サミットが韓国・済州島で開催された。3カ国は「中日韓協力ビジョン2020」「中日韓科学イノベーション協力の強化に関する共同声明」「中日韓標準化協力に関する共同声明」を発表。引き続き3カ国の経済・貿易・財政・金融協力を深化し、持続可能な発展を後押しし、社会・人・文化的交流を強化し、国際・地域問題での意思疎通と調整を継続することで合意した。

2011年5月21日から22日にかけて第4回中日韓サミットが日本・東京で開催された。サミットは首脳宣言及び「防災協力」、「原子力安全協力」、「再生可能エネルギー及びエネルギー効率の推進による持続可能な成長に向けた協力」の3つの文書を発表した。

2012年5月13日から14日にかけて第5回中日韓サミットが北京で開催された。サミットは「包括的な協力パートナーシップの強化に関する共同宣言」「農業協力の強化に関する共同声明」「持続可能な森林経営,砂漠化対処,野生生物保全に関する協力についての共同声明」を発表した。3カ国は中日韓自由貿易協定(FTA)交渉の年内開始を宣言するとともに、会談後「投資の促進、円滑化及び保護に関する三国間の協定」に署名した。

2015年11月1日、第6回中日韓サミットが韓国・ソウルで開催された。3カ国首脳は中日韓協力を振り返り、展望するとともに、地域・国際問題について意見交換した。会談後、3カ国は「北東アジアにおける平和と協力のための共同宣言」を発表した。(編集NA、LX)

「人民網日本語版」2018年5月3日

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