9日に開催された第4回中国西蔵(チベット)観光文化国際博覧会「地球第三極」・中国大シャングリラ観光PRイベントにおいて、チベット自治区は、今年も冬から春にかけて、「冬季チベット観光」優待政策を打ち出し、寺院景勝エリアのほか、自治区にある3A級以上の景勝地で入場料無料を実施し、宿泊代金や交通費もオンシーズン価格の50%までに抑える政策を講じる方針であることを明らかにした。新華網が伝えた。
チベット自治区観光発展委員会の王松平・主任は、「優待期間は、今年11月1日から来年3月15日までとする。同期間中、全自治区のスターランクホテル、国際ブランド、逸品ホテルの宿泊価格と観光運輸関連企業の料金は、オンシーズン価格の50%までに抑える。各航空会社のオフシーズン航空券代金の平均割引率を50%以上とする。また、自治区内の旅行会社は、一定の航空機座席枠を確保するための契約を取り交わす」と説明した。
このほか、チベット自治区は、チャーター機の手配という形でツアーを企画する旅行会社を対象に、インセンティブ制度を導入し、各ツアーの参加者が100人以上または200人以上となった場合は、10万元(1元は16.2円)または15万元の報奨金を支給する。また、専用列車の方式で観光ツアーを組織する自治区内の旅行会社に対して、列車1本あたりの観光客が300人または400人に達した場合、20万元または25万元の報奨金を支給する。さらに、累計観光客数が1千人以上となった場合、自治区内の旅行会社に10万元の報奨金を支給する。
「地球の第三極」であるチベットは、多様で豊かな生態システムを持ち、唯一無二を誇る雄壮で美しい景観を数多く擁している。世界の海抜8千メートル以上の高山14山のうち5山はチベット自治区にある。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年9月11日
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