韓国衛生部門は11日、「1人の韓国人の中東呼吸器症候群(MERS)コロナウィルスへの感染が確認された後、衛生部門はこの患者と濃密に接触したと考えられる外国人約50人の特定を急いでいる。これらの外国人の多くが、韓国で携帯電話番号を持っていないため、彼らと連絡を取るのは容易ではない」と明かした。新華社が伝えた。
韓国疾病予防管理局(KCDC)疾病管理本部は11日、「確定診断された患者と接触したとみられる外国人は約50人で、そのうちの一部は7日にその患者とともに、アラブ首長国連邦・ドバイから韓国・インチョン国際空港に向かう便に搭乗していた」と説明した。
MERSに感染した男性は現在61歳、身分は明らかにされていない。彼は、8月16日から9月6日まで、中東地域にあるクウェートに出張し、今月7日にドバイ経由で韓国に帰国した。
MARSの潜伏期間は2日から14日という。韓国メディアの報道によると、感染した翌日に発症するケースもある。
疾病管理本部は、「確定診断を受けた患者はクウェート滞在中、MERSの主な症状である下痢を発症していた。このことから、患者が帰国の途につく前にMERSにすでに感染していたことがわかる。機内で彼の座席の近くに座っていた乗客は、感染の『ハイリスク群』と見なされる」としている。
タクシーの運転手など、この患者と濃密に接触していた21人が現時点で、自宅での隔離の対象となっている。このほか、患者と間接的に接触したとみられる約440人が、経過観察中という。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年9月14日
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