李克強総理は19日午前、天津梅江エキシビションセンターで開かれたサマーダボス会議開幕式で特別な挨拶を述べた。新華社が伝えた。
李総理は中国経済の発展と政策の方向性を紹介。「今年上半期に中国経済は6.8%成長し、12四半期連続で6.7~6.9%の中・高速成長の範囲内で安定的に運営された。中国経済は全体的に安定の中での好転という発展基調を引き続き維持し、発展の新たな原動力が成長し続けており、ファンダメンタルズは健全だ。中国経済の発展は新旧原動力転換の正念場にあり、困難や試練も少なからず存在する。われわれは安定を維持しながら進展を図る全体的政策基調を堅持し、供給側構造改革を主軸として堅持し、市場の活力を一層引き出し、内生的原動力を強化し、内需の潜在力を発揮させ、中高速経済成長の維持、産業の中位・先端化を後押しする」として、次の政策方針を挙げた。
(1)改革開放の推進に一層力を入れる。改革を全面的に深化し、行政のスリム化と権限委譲、緩和と管理の結合、サービスの最適化改革を踏み込んで推し進め、市場参入条件を一層緩和し、引き続き関税率水準を引き下げる。各資本形態の企業、中国企業・外資系企業のために平等で公正な競争の行われるビジネス環境を築く。民営経済を支える政策措置を実行し、整備する。
(2)構造調整に一層力を入れる。新興産業とサービス業の発展を力強く支え、中国の製造業とサービス業の質的革命を実現する。住民の複数ルートによる所得増加を促進し、消費力を強化し続ける。公共財と公共サービスを増やし、経済発展と民生改善を促進する。投資安定化措置を講じ、社会の広範な参加を誘導する。
(3)イノベーションの促進に一層力を入れる。政策を整備し、制度を革新し、インダストリアル・インターネット、「インターネット+公共サービス」の二大空間の拡大に力を入れ、オンラインとオフラインが結合し、様々な主体が通じ合う起業・イノベーションの新構造を築き、大衆による起業・イノベーションのレベル向上を後押しする。われわれはさらに厳格な知的財産権保護制度を実施し、国内外の企業の知的財産権への侵害を断固として法に基づき取り締まり、処罰を強化する。(編集NA)
「人民網日本語版」2018年9月20日
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