女性は太ももなどに「皮下脂肪」がついて「洋ナシ形」の体形になりやすいのに対して、男性は腹回りに「内臓脂肪」がついて「リンゴ形」の体形になりやすい。米国のある動物実験によると、「洋ナシ形」は「リンゴ形」より健康的であることが明らかになった。新華社が報じた。
「Frontiers in Immunology」誌に掲載されたカリフォルニア大学アーバイン校の研究者の研究報告によると、オスのネズミとメスのネズミでは、脂肪の付き方が異なり、メスは皮下脂肪が付きやすいのに対して、オスは内臓脂肪が付きやすいことが分かった。内臓脂肪のほうが体内の器官に与える影響が大きいという。
研究者は、高脂肪のエサをネズミに与えた。すると、オスのネズミは神経炎症が生じ、男性ホルモンのテストステロンの分泌や精子の数が減ったのに対して、メスのネズミはほとんど影響を受けなかった。ただ、皮下脂肪が増え、腹回りに脂肪が付き始めると、メスにも神経炎症などの症状が生じた。
研究者は、妊娠すると体重が増えるため、メスは進化の過程で、自分を守る脂肪の貯め方を身に着けたと分析している。ただ、腰回りに脂肪が付き始めると、その保護効果が薄れてしまうという。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年9月27日
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