第1回中国国際輸入博覧会の展示品のうち、最もSF感に満ちた「空飛ぶ車」が18日、スロバキアから上海浦東国際空港に運ばれた。アジアにおいては初の展示となる。中国新聞網が報じた。
同日、イタリア・アグスタウェストランド社の最新型ヘリコプター・AW189も、マレーシアからベトナムを経由しておよそ3000キロの輸送を経て、深センに到着した。ここ数日のうちに上海へ移送される予定だ。この2億元(約32億4000万円)相当のヘリコプターは、博覧会のスマート・先端装置エリアで展示される予定だ。同社によると、このヘリコプターは中国で初展示となる。
「空飛ぶ車」は、スロバキアのテクノロジー企業・エアロモービルが開発したもので、合わせて約40件の技術特許を取得している。同社はこれまで、関連する専門フォーラムで「空飛ぶ車」を紹介しただけで、アジアでは初展示となる。博覧会の自動車館で静態展示される予定。また、エアロモービルの最高経営責任者(CEO)は、技術チームを引き連れて博覧会に参加し、空飛ぶ車の「秘密」を説明する予定となっている。
AW189は、アグスタウェストランドが博覧会で展示するヘリコプター3機種のうちの一つ。卓越した安全性と飛行距離が非常に長く、高い積載能力を誇る。優れた性能を兼ね備えているため、海上通勤や救助・捜索、取り締まりといった複雑なミッションにも臨機応変に応用することが可能だ。
中国国際輸入博覧会の開幕日である11月5日を前に、各種展示品が世界各地から海を超えて上海に集まっている。なかには超大型の展示品もあり、ドイツ・ヴァルトリッヒ=コーブルク社の約200トンの大型工作機械の設置が既に会場で始まっている。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年10月22日
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