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北京の9月PM2.5濃度が観測開始以来最低レベルに

人民網日本語版 2018年10月19日13:53

北京における9月のPM2.5濃度は1立方メートルあたり30マイクログラムと、監視測定が始まって以来、月単位の濃度として最低記録を打ち立てた。北京市環境保護局は18日、今年9月および1-9月の北京市の大気汚染状況を発表した。北京における今年1-9月のPM2.5濃度は、1立方メートルあたり50マイクログラム、前年同期比16.7%減少した。北京日報が伝えた。

市環境保護局によると、今年9月、北京におけるPM2.5平均濃度は1立方メートルあたり30マイクログラム、前年同期比48.3%減少。他の大気汚染物質の1立方メートルあたり平均濃度は、SO2(二酸化硫黄)が3マイクログラム(前年同期比25.0%減)、NO2(二酸化窒素)が37マイクログラム(同24.5%減)、PM10が49マイクログラム(同51.0%減)だった。同月、全市の優良天気日数は27日間、優良天気日の割合は90%を占め、1ヶ月を通じて重汚染日はゼロだった。

今年1-9月、北京におけるPM2.5平均濃度は、前年同期比16.7%減の1立方メートルあたり50マイクログラム。他の大気汚染物質の1立方メートルあたり平均濃度については、SO2(二酸化硫黄)が6マイクログラム(前年同期比33.3%減)、NO2(二酸化窒素)が38マイクログラム(同15.6%減)、PM10が77マイクログラム(同14.4%減)だった。同時期、全市の優良天気日数は160日間、前年同期比9日間増、重汚染天気の日数は同10日間減の8日間だった。

1-9月、市内各区におけるPM2.5濃度は1立方メートルあたり44マイクログラムから54マイクログラムの範囲内だった。このうち、懐柔区や門頭溝区の濃度は低い一方、通州、石景山、豊台、房山各区の濃度は高かった。各区の濃度はいずれも前年同期より低下、低下幅は7.8%から27.1%の間だった。

市環境保護局によると、北京市は数年前から大気汚染対策に根気よく取り組み続けており、環境効率は持続的に高まり、大気汚染物質の排出総量も減少している。さらに、今年以降は、全市規模での青空を守る戦いにおける各種措置や行動の推進に力を入れ、監督・査察・審査が強化され、責任履行要求が厳格化され、大気汚染改善のためのしっかりとした基礎が打ち立てられた。

秋冬シーズンの大気汚染事業のさらなる推進のために、全市をあげて、細部にわたる法律と協力に基づいた対策を手段とし、大型ディーゼル車と粉塵、揮発性有機物質の管理・抑制という三大堅塁攻略行動に重点を置き、生態環境部による監督査察の強化や市レベル環境保護監督査察における問題点の整備・改善を厳格に遂行し、青空を守る戦いにおける勝利に向けた着実な取り組みを推し進める方針。(編集KM)

「人民網日本語版」2018年10月19日

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