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対外開放、中国輸入博覧会の「磁場効果」

人民網日本語版 2018年11月09日16:09

自動車展示館で注目を集める「空飛ぶ車」エアロモービル(人民網・翁奇羽記者撮影)

第1回中国国際輸入博覧会では印象深いシーンがいくつかあった。

ある中国料理企業の管理者はいくつかの展示エリアを一気に回り、山積みの資料を集めており、1億ドル以上の注文にサインする見通しだ。ある韓国食品の出展業者は展示品が大変好評を博し、展示ブースに「今日の結果はとても良かった。明日も私たちを支持してください」とのメモを残した。

輸入博覧会の盛況は、中国の開放の力強さを示すとともに、各側の協力のポテンシャルエネルギーの反映でもある。輸入博覧会が引き起こした強大な「磁場効果」は、この措置が不可逆の歴史の大勢に順応しており、滔々と前進する時代の潮流を把握していることを物語っている。

今日の世界では、自動車の組立には各大陸20余りのエコノミーによる部品の提供が必要であり、旅客機1機には1500社余りの大企業と1万5000社余りの中小企業の協力が必要だ。経済グローバル化の時代において「忘れ去られた片隅」になる事を望む国はなく、発展の重大なチャンスを拒む企業もない。企業にとって輸入博覧会への参加は一時の思いつきでは決してなく、中国市場を開拓し、ブルー・オーシャンを探り、それを発展させる必然的行動だ。中国にとっても輸入拡大は決して場当たり的措置ではなく、世界に目を向け、未来に目を向けて、共同発展を促進する長期的考えに基づくものだ。

改革開放40年で、中国の輸入総額は1978年の187億元から2017年には12兆5000億元へと年平均18.1%の増加を見せた。第18回党大会以来、テスト事業を拡大し続ける自由貿易区建設、簡素化し続けるネガティブリスト、増加し続ける輸入額と、開放はすでに現代中国の明確な標識となっている。習近平国家主席が強調したように「中国はたゆまぬ対外開放拡大によって、自らを発展させただけでなく、世界にも幸福をもたらした」のだ。

保護主義と一国主義が台頭し、経済グローバル化が波乱に遭遇する現在において、世界初の輸入をテーマとする国レベルの展覧会は、中国の終始一貫した開放姿勢を示し、世界の協力・ウィンウィンに強大なプラスのエネルギーを注いだ。国連国際貿易センターが今回の輸入博覧会を支持する理由について、アランチャ・ゴンザレス事務局長は「輸入博覧会は国際貿易と多国間協力を着実に後押しする」と指摘した。

あと数日で「ダブル11」(11月11日のネット通販イベント)だ。オーストラリアのある専門家は輸入博覧会で「昨年の『ダブル11』ではネット通販大手の天猫と淘宝(タオバオ)の総成約高が、すでにオーストラリア・タスマニア州の1年間の経済産出を超えた」と指摘した。中国のネット消費者が発明したこの特別な日は、世界の注目する消費の盛典へと成長しつつある。そして中国国際輸入博覧会も毎年開催されていくだけでなく、6日間の展覧会から365日間のプラットフォームへと発展しうる。引き続き開放の水準を高め、協力の取り組みを深め続けていけば、われわれは未来へと通じる橋を架け、さらに素晴らしい世界を建設することができる。(編集NA)

「人民網日本語版」2018年11月9日

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