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中国の開放がより良く世界に恩恵を及ぼすように

人民網日本語版 2018年10月30日13:47

第1回中国国際輸入博覧会が11月5日から10日にかけて上海で開催される。習近平国家主席が開幕式に出席し、関連行事に参加する。改革開放40周年にあたり、第1回中国国際輸入博覧会はさらなる市場開放、世界貿易と協力の推進という中国の誠意をはっきりと示す。これが世界にさらに多くの発展のチャンスをもたらし、開放型世界経済の構築に力強い原動力をもたらすことは間違いない。(人民日報「鐘声」国際論評)

中国国際輸入博覧会は輸入をテーマとする世界初の国レベルの大型展示会だ。中国国際輸入博覧会の開催は中国にとって自発的な市場開放の重大な政策表明であり行動だ。約150カ国・地域の政界要人、ビジネス界の人々、国際組織の責任者が出席し、82カ国、3つの国際組織が71の展示ブースを設け、130カ国以上の企業3000社余りが出展契約を結び、130余りの国と地域から2000人以上の代表が虹橋国際経済貿易フォーラムに集まる。第1回中国国際輸入博覧会の巻き起こした参加熱は、中国市場の影響力、中国のチャンスの魅力、中国の案の訴求力を物語っている。

13億余りの人口を擁する中国が、さらなる市場開放を自発的に選択したことは、全世界を鼓舞するニュースだ。国際的に保護貿易主義と反グローバル化思想が広がる中、一連の改革開放の重大措置は、揺るぎなく開放型世界経済を構築し、互恵・ウィンウィンの開放の道を手を携えて歩む中国の決意を示している。外部は第1回中国国際輸入博覧会を、中国の「開放拡大の決意」を示す「先駆的試み」と見ている。「輸入博覧会の開催は経済グローバル化を推し進め、多角的貿易体制を支持する中国の重大な措置だ」。アゼベド世界貿易機関(WTO)事務局長は「中国の行動」が発する積極的なメッセージをこう評価する。ラガルド国際通貨基金(IMF)専務理事は、中国の開放拡大は「現代世界の確定性と希望を高めた」と感嘆する。

中国は経済グローバル化の受益者であり、それ以上に貢献者だ。中国国際輸入博覧会の開催は中国の対外開放が新たな局面を開き、中国経済の質の高い発展のために巨大なボーナスを還元するだけでなく、中国経済発展の急行に世界が便乗できるようにすることを意味している。中国はすでに世界最大の市場の1つとなっており、輸入額は世界全体の約10分の1を占め、9年連続で世界の物品貿易において第2の輸入大国となっている。今後15年で、中国は24兆ドルの商品を輸入する見通しだ。輸入博覧会によって、中国は「開放の成果が早期に中国の企業と国民に恩恵を及ぼし、早期に世界各国の企業と人々に恩恵を及ぼすよう努力」している。

中国国際輸入博覧会の開催は、貿易の均衡ある発展を自発的に後押しする実務的措置であるだけでなく、経済グローバル化のプロセスに融け込む得難いチャンスを数多くの途上国に提供するものでもある。現在、世界経済は不安定化要因が依然多く、保護貿易主義が途上国の開放的発展に悪影響をもたらしている。どのようにして国際分業に深く参加し、輸出拡大を通じて経済成長を牽引し、工業化と都市化を促進するかは、こうした国々の直面する新たな課題だ。第1回中国国際輸入博覧会の出展契約を結んだ企業は、先進国の企業が34%、「一帯一路」沿線国が34%、後発開発途上国も10%を占めており、国際公共財としての輸入博覧会の広範性を十分に示している。

中国の開放の扉は閉ざされることなく、大きく開かれていくのみだ。責任ある大国である中国は中国国際輸入博覧会を通じて各国の貿易と市場開放を促進し、経済グローバル化の踏み込んだ発展を後押しし、開放型世界経済を構築し、世界各国及び各国の人々が開放拡大の中で広範なウィンウィンを実現できるようにすることを望んでいる。(編集NA)

「人民網日本語版」2018年10月30日

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