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研究報告:父親の年齢が新生児の健康に影響

人民網日本語版 2018年11月06日16:38

父親が高齢である場合、新生児の健康に影響が及ぶ可能性があり、新生児の低体重やその他疾患の原因となる恐れがあることが、最新の研究から明らかになった。また、父親が高齢であると、妊娠した母親が妊娠糖尿病に罹患するリスクも高まるという。環球網が報じた。

両親の年齢と新生児の健康との関係をめぐる研究では、母親の年齢に的を絞った研究が圧倒的多数を占めている。だが、最新の研究によると、父親が高齢である場合、新生児が自閉症、遺伝異常または心理的疾患をわずらうリスクが高まり、妊娠した母親が妊娠糖尿病をわずらうリスクも高まるという。父親が55歳以上の新生児の身体状況をめぐる指数は、軒並み低くなっている。

米スタンフォード大学の研究チームは、2007年から2016年までに米国で生まれた新生児4050万人を対象とした調査を実施した。調査の結果、父親が45歳以上の新生児は、全体の平均体重より20グラム少なく、低体重(2500グラム未満)で生まれてくるリスクが14%高かった。また、父親が25歳から34歳までの新生児に比べ、ICU(集中治療室)に入るリスクは14%、てんかんを患うリスクは18%、それぞれ高かった。父親が55歳以上の場合、妊娠した母親が妊娠糖尿病に罹患するリスクは34%高まった。さらに、研究チームは、早産で生まれてくる新生児の13%は、父親が高齢である結果だと見積もっている。母親の年齢、妊娠中の喫煙、両親の学歴など影響を及ぼし得る要素を加味しても、検査結果が変わることはなかった。このような現象をもたらす原因の一つとして、男性の生殖細胞が、年齢が上がるにつれて遺伝子発現方式に影響を及ぼすということが考えられる。

研究チームは、「これらの結果は、医療データを調査分析して得られたものであり、対照実験を経たものではない。つまり、これらのデータの間には、細かい因果関係は確認されていない。だが、父親が45歳未満であれば、生まれてくる新生児が病気に罹患するリスクは低くなる。子供を持つ計画を立てる、あるいは相談するときには、両親の年齢を考慮に入れた方が良い」と提案している。(編集KM)

「人民網日本語版」2018年11月6日

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