マクドナルドのセルフオーダー端末(撮影・張煒)。 |
ロンドン大学シティ校人文社会科学スクールと英国紙「メトロ」がこのほど共同で発表した飲食の衛生に関する調査報告によると、英国内のマクドナルド8店舗に設置されているタッチパネルタイプのセルフオーダー端末に対して化学検査を実施したところ、排泄物の痕跡が認められた上、さらにはその中に伝染性の細菌が混在していたことが明らかになった。中国語ポータルサイト「欧聯網」の報道を引用して中国新聞網が報じた。
ロンドン大学シティ校人文社会科学スクールと英国紙「メトロ」は、調査において、マクドナルド8店舗(ロンドン6店舗、バーミンガム2店舗)のセルフオーダー端末に対するサンプリング検査を実施した。検査の結果、これら8店舗のタッチパネルから、ヒトの排泄物の痕跡が見つかり、さらにはその中に大腸桿菌など様々な細菌が混在していたことが明らかになった。
英国のマクドナルドでテイクアウトする消費者や店内で食事をする客は、通常、タッチパネルで予約した後、そのまま受け取りに行ったり、食べ始める。注文を終えた後に、まず手を洗ってから、受け取りに行く人は極めて少ない点について、専門家は非常に懸念すべきだと指摘している。
専門家は、「今回、英国のマクドナルドのセルフオーダー端末から検出された黄色ブドウ球菌は、非常に伝染力が強い。また、同時に検出されたリステリア菌など他の細菌も、伝染力と患者へのダメージが極めて深刻だ。ファストフード店で食事をする消費者は、セルフオーダー端末に触った後には、かならず手を洗い、それから受け取りに行ったり、食べ始めることを習慣づけてほしい」と呼び掛けている。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年12月5日
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