和歌山県白浜町にあるサファリパーク「アドベンチャーワールド」は17日、8月14日に同園で誕生した雌の赤ちゃんパンダを「彩浜(サイヒン)」と名付けたことを明らかにした。「サイヒンが人々の生活に彩りを与える存在になってほしい」という思いが込められているという。新華社が報じた。
アドベンチャーワールドで飼育されているジャイアントパンダ「良浜(ラウヒン)」は8月14日、雌の赤ちゃんパンダを出産した。同園はその後、全国から赤ちゃんパンダの名前を募集した。園側はまず、12万通の応募の中から、「彩浜(サイヒン)」、「舞浜(マイヒン)」、「恵浜(ケイヒン)」、「夢浜(ユメヒン)」という4つの名前に候補を絞った。11月22日から12月8日まで、これら4候補から1つを選ぶオンライン投票と園内での投票を実施、最終的に3万5858票を獲得した「サイヒン」に決まった。
17日、飼育係は、生後4ヶ月ちょっととなった雌の赤ちゃんパンダを抱えて、命名セレモニーの会場に登場。園側が「サイヒン」と発表されると、会場の来園客から歓声が上がった。「彩」の字は、「平凡な日常生活に彩を添える」という意味で、「浜」の字は、アドベンチャーワールドがある白浜町から取られている。
「サイヒン」は、誕生時の体重がわずか75グラムで、呼吸が弱かったため自力で母乳を吸うことができず、保育器の中で人工飼育されていた。その後、母親「良浜」の母乳を飲めるようになった「サイヒン」はすくすくと育ち、今では体重が6175グラムにまで達している。
アドベンチャーワールドでは、これまでに、パンダの赤ちゃん15頭の繁殖に成功しており、海外でのパンダ繁殖数の最高記録を打ち立てた。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年12月19日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn