世界で建設中のうち最大の水力発電所、白鶴灘発電所で使用される初の100万kW級水力タービンが12日、東方電機白鶴灘タービン加工場で完成した。この高さ3.92メートル、直径8.62メートル、重さ350トンの世界の水力発電の巨大タービンの誕生は、中国発電設備企業が率先して100万kW級大型水力タービンのコア技術を確立したことを意味する。科技日報が伝えた。
白鶴灘水力発電所は、四川省涼山イ族自治州寧南県と雲南省昭通市巧家県を流れる金沙江の本流の川下に位置する。設備容量は1600万kW、年平均発電量は624億4300万kWhで、2018年の成都市電力消費量(637億4100万kWh)に相当する。設計によると、発電所の左右両岸には100万kW級水力発電装置が8基ずつ設置され、そのすべてが中国国産の100万kW級水力タービンを使用するのは初めて。うち発電所左岸の8基は、東方電気集団東方電機有限公司が開発・製造を担当。
100万kW級大型水力発電装置は、世界の水力発電業界の最高峰だ。白鶴灘発電装置は世界初の100万kW級水力発電装置であり、超巨大混流式型水力タービン発電装置に属する。白鶴灘100万kW級発電装置の高さは50メートル以上、重さは8000トン以上で、仏エッフェル塔の重さに相当する。タービンは水力発電装置の心臓部として、装置全体のうち開発の難易度が最も高く、製造の課題が最も多い部分であり、装置全体で最も重要な部分でもある。タービンはブレード15枚からなっており、ブレード1枚の重さは11トンにも達する。(編集YF)
「人民網日本語版」2019年1月14日
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