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時代的意義を引き続き展開していくべき中仏関係

人民網日本語版 2019年01月28日15:42

中国とフランスは27日、国交樹立55周年を迎えた。これまでの歩みを振り返ると、中仏関係の構築と発展は国際構造の進む方向を変え、国家間の相互尊重と互恵・ウィンウィンの模範を築き、世界に多くの優れた啓発を与えてきた。人類社会が百年ぶりの大変動を迎えている現在、中仏関係及び中国EU関係の時代的意義を引き続き展開していくべき時であると言えよう。新華社が伝えた。

多国間主義を維持し、大国としての責任感を示すことは、中仏関係及び中国EU関係の時代的意義を引き続き展開していく上で肝要となる。近年、利己的な一国主義的行動や声高なポピュリズムのうねりが国際関係と国際ルールに挑戦し、多国間主義と自由貿易に打撃を与えている。これらの時代の難題は、中国とフランス及びEUが共同で答えを示すことを必要としている。

中国は一貫して国際社会で多国間主義を呼びかけるとともに、「一帯一路」(the Belt and Road)建設など実際の行動を通じて多国間協力を積極的に推進している。フランスは中国と連携して多国間主義を維持することの重要性を認めるとともに、気候や環境などの分野で中国側と包括的な協力を行っている。気候変動対策のパリ協定から離脱する国があり、国際社会が深く憂慮する中、中仏は気候変動対策において各々のコミットメントを強化し、グローバル・ガバナンスにプラスのエネルギーを与えた。世界の多国間協力を維持する道は平坦ではないが、展望は依然明るいと信じるだけの理由がある。

実務協力を深め、互恵・ウィンウィンを実現することは、中仏関係及び中国EU関係を引き続き展開していく上で重要な道だ。過去数十年間の中国とフランス及びEUの協力・ウィンウィンの事例は枚挙にいとまがない。中仏の包括的な原子力協力も、エアバス、フォルクスワーゲンなど欧州の大企業の中国における発展も、中国EU貿易が40年間で200倍以上成長したことも、欧州の中小のイノベーション企業が夢を求めて中国市場に続々と進出していることも、歴史の潮流が滔々たるものであり、互恵・ウィンウィンこそが正しい道であることを、事実が雄弁に証明している。

中国とフランス及びEUの実務協力の深化という良いニュースは今も途切れることなく伝わってくる。中国の翟隽駐仏大使は先日、「中仏は国交樹立55周年を契機に、原発、航空宇宙分野の協力を拡大し、新しい重要な象徴的事業の決定を目指すと同時に、農業、エネルギー、先進的製造業、AIなど各分野で協力を積極的に検討する」と表明した。中国は対外開放の拡大を堅持し続け、中仏協力及び中国EU協力の拡大に全く新たなチャンスをもたらしている。フランスのファビウス憲法評議会議長、イタリアのモアヴェロ=ミラネージ外相など欧州各国の政府要人は先ごろ、対中協力拡大への強い自信を相次いで表明した。

「一帯一路」が中仏関係及び中国EU関係の時代的意義の展開に新たな力強い足がかりを与えたことは、注目に値する。「一帯一路」の枠組の下、国際定期貨物列車「中欧班列」の運行本数はすでに1万本を突破し、中国と欧州15ヶ国40ヶ所以上の都市を結んでいる。「一帯一路」のもたらした多くの新たなチャンスから、フランスと欧州の多くの民衆が利益を得ている。欧州では平和・協力、開放・包摂、相互学習・参考、互恵・ウィンウィンを核心とするシルクロード精神への賛同も広がっている。

「千里の道も一歩から」という言葉の通り、中仏関係及び中国EU関係の時代的意義を展開していくには、各々が手を携えて努力することが必要だ。中仏及び中国EUが激変する時代の中、さらに素晴らしい共同発展の新たな章を記すことを人々は期待している。(編集NA)

「人民網日本語版」2019年1月28日

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