習近平国家主席が25日、北京の釣魚台国賓館でフランスのフランソワ・オランド元大統領と会談した。人民日報が報じた。
習主席は、フランソワ·オランド元大統領が、大統領を務めていた際、中国とフランスの二国間関係を促進し、国際業務における協力を強化するうえで寄与したことを高く評価し、「今年1月、エマニュエル·マクロン大統領が初めて中国を国事訪問し、中国とフランスは、二国間、多国間の分野の協力を拡大させる面で、多くの共通の認識に至った。私は、中国とフランスの関係の前途は明るいと確信している」と語った。
また、「中国は、フランスと戦略的協調を強化し、多国間主義プロセスを堅持し、手を取り合って世界的な課題に対応し、世界経済の成長、貿易、投資の自由化、円滑化を促進し、平和と安定を守り、開放的で包容力ある国際秩序を保つために積極的に寄与することを望んでいる。また、中国は欧州連合(EU)との協力強化に取り組むことも願っている」と語った。
一方、オランド元大統領は、「習主席との友誼を大切にし、習主席の指導の下、中国が国際業務において積極的な役割を果たし、特に気候変動問題に関する、国際的な枠組み『パリ協定』の採択の際に重要な役割を果たしたことを高く評価している。今の情勢で、フランスと中国が戦略的協力態勢を維持し、強化できることをうれしく思っている。それは、多国間主義を守り、対話と協力を通して世界と地域の問題を解決するのにつながる」と語った。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年5月26日
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