就職情報サイト・BOSS直聘がこのほど発表した「2018年第四四半期(10-12月)の人材誘致力報告」によると、同期、中国50都市のホワイトカラーの平均月給は8317元(1元は約16.2円)だった。北京と上海の平均月収は1万元を超え、それぞれ1万2011元、1万675元だった。以下、深セン、杭州と続いた。また、多くの業界、都市の求人募集時の給与提示額も上昇しており、企業が人材をプールしようとしており、人材市場では報酬が上がっていることを示している。北京日報が伝えた。
統計によると、同期、人材誘致力指数が最も高かったのは、IT・ソフトウェア業界で、前期と比べて71.8%も上昇した。2位はインターネット業界、3位は教育・育成業界だった。最近、中国のネット上で話題になっているインターネット業界のリストラに関して、BOSS直聘研究院は、「短期の間に同業界の人材の需要が大きく減少したり、人材が流出したりする現象は今のところ見られない。同業界の人材誘致力は依然として高い」と分析している。統計によると、インターネット・IT業界の人材の需要が全体に占める割合は、二期連続で低下したものの、第四四半期には回復に転じ、前期比で0.23ポイント上昇した。
ITの分野を見ると、企業の間で争奪戦が繰り広げられているのは、依然として人工知能(AI)とビッグデータ関連の技術者で、高収入のポストのほとんどを占め、報酬水準も安定して上昇している。平均給与が最も高いトップ3は推薦アルゴリズム、アーキテクト、データアーキテクトで、それぞれ3万3570元、3万510元、2万9623元となっている。
報告の求人募集時の給与提示額が最も高い業界トップ10を見ると、同期には給与が全般的に上昇傾向に転じたことが分かる。上昇幅が最も大きいのはエネルギー、化学工業、環境保護などの業界で、前期比4.7%増だった。その他、同期、二、三線都市の人材需要が前期に比べて28%増加した。うち、一線都市からの人材流入率が最も高かったのは西安で、成都を超えてトップに立った。(編集KN)
「人民網日本語版」2019年1月29日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn