中国航天科技集団第十一研究院への取材によると、同研究院が独自開発するドローン「彩虹-4」がこのほど、中国西北部の某所で航空物理探査テスト飛行を無事に遂行した。新華社が伝えた。
テスト飛行の結果によると、同機は高速かつ高効率で使用する人手が少なく、短期間内に広いエリアの探査資料を取得できる。また不利な地理・地形及び気候条件の制限を克服し、地球の物理的な場の高度に伴う変化状況を知ることができ、地質構造現象の説明及び鉱産物探査により多くの情報を提供することができる。
彩虹-4航空物理探査チームの責任者である王超氏は「今回のテスト飛行は同機が今後、航空地球物理分野の関連任務を遂行するための基礎を固め、中国に新たな航空物理探査の武器をもたらした。また中国の航空物理探査技術の世界進出を後押しする」と述べた。
説明によると、今回の航空物理探査の初飛行は、中国自然資源航空物理探査リモートセンシングセンターが担当する国家重点研究開発計画プロジェクト「航空磁場測量技術システムの開発」の重要な構成部分だという。(編集YF)
「人民網日本語版」2019年4月8日