习专栏

孫儷主演の中国版「家売るオンナ」 現地化でヒットなるか (2)

人民網日本語版 2019年04月28日15:38

六六さん

10年前の「蝸居」の後、六六さんは長らく家についての作品を書いていない。「2017年に耀客伝媒が『家売るオンナ』のリメイクの権利を獲得すると、自分にシナリオを依頼してきた。これは日本で最高の視聴率を取った作品だという話だったが、自分はオリジナル作品の作り手なので、最初は断った。しかし、あなたは10年前に『蝸居』を書いており、10年後の今、家に関わる作品が目の前にあって、社会に対して2回目の観察を行い、新たな考え方を示すべきではないかと言われて考えが変わった」という。

六六さんは続けて、「触発されて、オリジナル版を真剣に見た。日本版は1クールが10回しかなく、時間が短く、キャラクターの造型もシンプルなものだった。じっくりと考えて、『家売るオンナ』をリメイクすれば、オリジナルよりさらに優れた作品になると思った。それと同時に、ストーリー構成を練り直し、キャラクター構成も組み直し、さらに中国オリジナルのエピソードをたくさん付け加えたいと自分の要求も打ち出した。制作サイドはこの要求を受け入れた。自分のこれまでの仕事に対するアプローチを続け、現場での取材から素材を蓄積することにした。自分とチームが北京、上海、安徽、武漢などの不動産仲介業者を相次いで取材し、8ヶ月に及ぶ時間をかけて、業者数十社を訪ね、第一線で働く社員数百人と管理職からいろいろなエピソードを集めた。ドラマに出てくるエピソードはすべて生き生きとした実話に基づく。こうして完全に中国現地化を達成した作品になった。単に日本版のキャラクターやストーリーをなぞっただけの作品ではない」と話す。

六六さんによると、日本版は不動産仲介業者という職業を描く時に物語性をより強調しており、その物珍しさで視聴者を獲得したといえる。「しかし自分が見たのはこの業界や人間の姿であり、自分が伝えたいのはよそから上海に来て頑張っている彼らがどのように都市に溶け込み、どのように都市に寄与してきたかだ」。六六さんの物語では、上海の不動産仲介業者の店を起点に、主人公の房似錦を含む7人の性格も特徴も異なる仲介業者が家を売る過程を描いている。今回、六六さんが「日本ドラマのリメイクは中国の風土に合わない」という問題を克服することができるかどうかに、注目に値する。(編集KS)

「人民網日本語版」2019年4月28日

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