「俳優たちと練り倒して、良い化学反応作れた『聞煙』」滝田洋二郎監督 (2)

北京で開催中の「アジア映画週間」

人民網日本語版 2019年05月21日10:43

滝田洋二郎監督

そして同作品に出演した張国立(チャン・グオリー)や韓庚(ハン・グン)、許晴(シュイ・チン)に対しては、「一緒にこの映画がどこへ向かうのか、どういう映画にするのかを監督レベルと俳優レベルから、そしてそれをミックスしながら話し合った。普通であれば、監督と俳優という立場での話になるが、彼らは私に中国ではこんな考え方があるなど色々教えてくれたし、私自身も日本人である私が撮る映画なので、こんなことをやりたいという思いを伝えた。このように正直に様々なディスカッションを重ねていったことで、映画をどんどんと練り倒して、良い化学反応を起こすことができたので、それがとてもうれしかった。素晴らしい俳優たちだった」と称えた。

映画「聞煙」は中国市場をターゲットとしている。中国の映画市場について滝田監督は、「これまで北京と上海を映画祭で訪れたが、スクリーン数がものすごい勢いで増えていると聞いた。これは驚異的なことであり、世界でも中国だけではないだろうか。そして中国の映画環境が素晴らしいのは世界で最新システムの劇場がたくさんできている点。それにより今後は最新映画が中国メインで公開されていく可能性があり、ますます映画ファンも増え、その作り手も増えていくだろう。興行収入だけでなく、人の数も含めたその成長度は目を見張るものがあり、うらやましいと感じている」との見方を示した。

最後に映画「聞煙」について滝田監督は、「中国のための映画なので、日本で上映するかどうかは、中国での興行成績次第だが、是非たくさんの人に見て欲しい。また日本に限らず、アジア、ヨーロッパ、アメリカまでこの作品が足を延ばしていってくれるのではないかと考えている」とした。(文・玄番登史江)

「人民網日本語版」2019年5月21日

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