2019年全国科技活動ウィーク及び北京科学技術ウィークのメインイベントが軍事博物館で開幕した。AIや集積回路、航空・宇宙、スマート製造などの科学技術革新成果や科学普及展示、交流・体験製品など280件以上のプログラムが行われる。「ハイテク産業発展成果」展示ホールにおいて「睿米」と呼ばれる神経外科手術ロボットを見た多くの来場者は、「ロボットはすでに人の脳を手術するようになったのか」という疑問を口にしていた。北京青年報が伝えた。
「睿米」は実際には神経外科手術のGPSのようなものだ。医師は開頭術を施さなくても脳内の細かな病変の位置を特定し、正確な低侵襲手術を行うことができる。システム全体の測位の精度は1ミリ未満で、手術の傷口はわずか2ミリのみ。15年間の臨床上の模索および6回の製品アップグレードにより、この神経外科手術ロボットは昨年、国家食品薬品監督管理局の3類医療機器審査に合格し、国内で初めて批准された神経外科手術ロボットになった。また同分野としては世界で2番目に原産地の認可を得た製品になり、国内の空白を補った。「睿米」はすでに脳出血やパーキンソン病、てんかんなどの疾患の治療に応用されており、天壇病院など全国の多くの「三甲医院」(中国で最高クラスの病院)に進出している。
さらに重要なことは、「睿米」が今後さらに遠隔医療に発展する計画を持つことだ。インターネットを利用し、専門家は離れた場所で手術プランを策定し、現地の医師がロボットの協力を受け同プランを正確に実現し、低侵襲手術を正確に行う。これにより多くの人が高い質の医療資源を共有できるようになる。これは医療業界内の多くの関係者から注目されている。(編集YF)
「人民網日本語版」2019年5月21日
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