中国石油化工集団(中国石化,シノペック)は27日、中国大陸部で最も長い海底石油製品パイプラインである湛江―北海パイプラインが、通明海峡の横断に成功したと発表した。科技日報が伝えた。
通明海峡横断は中科錬化一体化関連石油製品パイプラインプロジェクトの中心プロジェクトで、湛江市東海島から始まり、対岸の陸上の湖光鎮に至る。地質が複雑で、環境保護の要求が厳しく、施工場所が制限されるといった技術的な難点が存在する。横断部分の全長は4071メートルで、中国大陸部の海底石油製品パイプラインの横断距離としては最長だ。
同パイプラインの全長は248キロで、竣工後は中国南西部の石油製品パイプラインの効率的な運行を促し、パイプライン輸送石油製品資源の不足、沿岸部資源調達のボトルネックを解消し、広東省と西南地域の石油製品供給を保証する。今回の横断成功は、パイプラインの期限内の竣工の基礎を固めただけでなく、石油製品パイプラインの長距離海底横断の貴重な施工経験も蓄積した。
横断を成功させるため、パイプラインの建設を担当する中国石化販売華南分公司は海域横断プラン専門家論証会を5回開いた。国内トップの横断専門家を招き、キーテクノロジーの現場検証と技術論証を行った。プロジェクトは高精度方向連結システムを採用し、1回による成功を保証した。全封鎖型泥処理システムを採用し、廃棄泥の「ゼロ汚染・ゼロエミッション」を保証した。先進的なコーティング防食技術を採用し、海域腐食の複雑な環境に効果的に対応した。(編集YF)
「人民網日本語版」2019年5月28日