清代画家「任頤」の作品が競売前に破損 クリスティーズが出品取り下げ (2)

人民網日本語版 2019年05月29日10:12

2015年8月にも、台湾で行われたレオナルド・ダビンチをテーマにした特別展で、12歳の男児がうっかりショーケースにつまずいて転倒するというハプニングが起こった。バランスを取ろうとした男児は今から300年前に描かれた5千万新台湾ドル(1新台湾ドルは約3.48円)相当のパオロ・ポルポラ(Paolo Porpora:17世紀のイタリアの画家)による油彩画「花」に拳大の大きな穴を開けてしまった。事件後、この作品は修復士の手で修復され、男児も責任を負うことはなかった。

オークション作品が破損した場合、どのように賠償請求が行われるのか?

いたずらっ子が200万香港ドル相当の価値を持つ絵を破った場合、保険会社は賠償金を負担するのだろうか?この子供の保護者は、責任を追及されるのだろうか?対外経済貿易大学保険学院の王国軍教授は記者の取材に対し、「クリスティーズと保険会社の間で取り交わされた保険契約の規定内容がポイントとなる。一般的な状況では、いったん保険会社が賠償金を支払い、その後保険会社から絵を破損させた子供の保護者に賠償請求を行う。保護者が賠償金を払うだけの支払い能力を持たない場合、保険会社が損失を引き受けることになる」と答えた。(編集KM)

「人民網日本語版」2019年5月29日

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