大学入試の答案用紙が顔認証による全過程追跡可能に 北京

人民網日本語版 2019年05月30日10:38

2019年全国大学統一入試(通称「高考」)が6月7日から行われるのを前に、各地域は既に「高考モード」に入っている。今年、北京市海淀区は北京市で初めて答案用紙のスマートセキュリティ室を導入した。北京日報が報じた。

スマートセキュリティ室には、顔認証システムを導入し、室内に入る全ての人の情報を正確に認証できる。そして、スマートセキュリティ室が所在するビルのホールに入ってから、答案用紙を取ってビルを出るまでの全過程の痕跡が残されることになる。

また海淀区は答案用紙の運送追跡システムのほか、360度死角なしの監視カメラを導入した。スマートセキュリティ室が所在するビルの1階のホールの大きなスクリーンには、18ヶ所の試験会場に向かう答案用紙が乗せられた車18台や、答案用紙を入れたケースの状況がリアルタイムで映し出される。答案用紙運送の全過程が監視カメラで録画されることになる。さらに、システムは、答案用紙を運んでいる車両の位置をリアルタイムで正確に測定でき、到達時間の提示や緊急事態の警報なども知らせてくれる。

今年、北京市では高考の受験者数が約6万人に達している。うち、海淀区はその数が最も多い区で、北京市の受験生の21.22%を占めている。同区の受験者数は1万2565人で、内訳は統考の受験生が1万1860人、単考の受験生が705人。試験会場は18ヶ所に設置され、部屋数は413室だ。各試験会場に、文科系の受験室、理科系の受験室のほか、予備の部屋が2室ずつ設置される。(編集KN)

「人民網日本語版」2019年5月30日

  

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