中国教育部(省)留学サービスセンターはこのほど、海外学歴・学位認証システムをアップグレードする計画を明らかにした。新たな認証システムがネットで開設されると、申請者に対する紙版の認証結果を出すことはなくなり、それに代わって標準版統一文書発給システムによる電子認証方式が導入される。人民日報海外版が報じた。
今回のアップグレードは、中国人留学生の学歴・学位認証において、電子版「証書」が登場することを意味している。
新版認証システムが開設されると、申請者は、中国留学網の留学業務ホールにアクセスすれば、オンラインによる認証申請を進めることができる。留学生がすでに旧システムで申請済みの場合は、旧システム上で進捗状況をチェックし、それに続くサービスを申請する必要がある。ただし、旧システムは、新たな認証申請は受け付けない。
教育部留学サービスセンターは、「申請者が進学や就職などのため、紙版の認証結果が根拠資料として必要な場合は、電子署名入り電子版認証証明書を各自で印刷することができる。この電子版認証証明書は、オンラインによる審査を経れば、従来の紙版認証結果と同じ法的効力を備えている」としている。(編集KM)
「人民網日本語版」2019年5月30日