表彰台に上がることを拒否した豪ホートン選手に国際水泳連盟が警告 (2)

人民網日本語版 2019年07月23日13:30

ボランティアが注意を促したが、ホートン選手はそれを聞き入れず、決して表彰台に上がることはなかった。とうとう、主催者側は決まりの悪い様子で、表彰台にいないホートン選手をそそくさと表彰した。今大会のマスコットも、ホートン選手に手渡されることはなかった。

その後の記念写真撮影でも、ホートン選手は脇に立った状態で前方を見据えたまま表彰台の下に佇み、優勝した孫選手と第3位のデッティ選手に近寄ろうとはしなかった。

最終的に、孫・デッティ両選手による、「一人欠けた状態」という奇妙な記念写真が撮影された。

銀メダルを獲得したホートン選手が、表彰式でこのような常識外れの行動を取った理由は何なのか?多くの海外メディアは、彼の行動について驚きを表明した。

カナダ紙「ナショナル・ポスト」は22日付報道で孫選手が今大会で成し遂げた成績に対し、ライバルたちは「臍を噛む思い」をしたと報じた。

また英デイリーメール紙は、「ホートン選手の礼を欠く態度は『野蛮な怠慢』」と批判した。

21日、表彰式で国旗を背中に掲げ、喜びを示す孫選手(写真提供・新華社)。

ホートン選手の無礼・驕慢な態度に対し、孫選手の対応は理性的なものだった。

孫選手は、「ホートン選手は、このような行動を取ることで、私の競技に何らかの影響を及ぼしたかったのかもしれない。選手が国家を代表して臨む表彰式は、極めて厳粛な場だ。私個人に敬意を表す必要はないが、中国という国家に敬意を表すべきではないか」と強調した。(編集KM)

「人民網日本語版」2019年7月23日

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