建物の主体鉄骨構造が完成し、やわらかくのびやかなカーブを描くアジア最大の航空交通量管理センターの外観(撮影・ 潘之望)。 |
顔認証をするだけで氏名や職種など基本情報がすべて表示され、アプリを利用して施工現場の各工程を監督管理し、きちんとヘルメットをかぶっていない場合は強制警告が発せられる。19日、北京市住宅・都市農村建設委員会はアジア最大の航空交通量管理センターと呼ばれる「民航3センター」工事現場でスマートコンストラクション建設現場見学交流会を開催し、「スマートコンストラクション」をPRした。北京日報が伝えた。
「民航3センター」工事の正式名称は民航運航管理センター・気象センター・民航情報管理センター工事で、中国民用航空局が世界一流の航空運航管理体系を構築するための重要プロジェクトであり、しかも航空会社や空港などと情報を共有することで、提携・連動し、指揮効果の高い航空交通運航管理体系を構築する。完成後は、アジア第一、世界第三の航空交通量管理センターになる見通しだ。
外観上、この工事全体のアウトライン形状は航空機エンジンからインスピレーションを得ている。その理性的な工業美は建築物に溶け込んでおり、あたかも「工業の花」が花開いたかのように見える。敷地面積は8.4万平方メートル、建築面積は7.5万平方メートルとなっている。
「民航3センター」工事はビルディングインフォメーションモデリング(BIM)、モノのインターネット(IoT)、クラウドコンピューティング、ビッグデータ、モバイル設備・スマート設備などのソフトウェア・ハードウェア情報化技術と一線の生産過程を融合し、工事現場に「スマート・ブレイン」を与え、工事現場を「スマート」なものにしている。(編集AK)
「人民網日本語版」2019年7月20日