北京市の公共施設、すべてQRコードを付与へ

人民網日本語版 2019年07月24日11:20

北京市は現在、都市公共空間サービス施設管理規則を制定中だ。街路灯、ゴミ箱、ベンチなどすべての公共サービス施設が将来的に、「QRコード」身分証明証を付与されなければならない。都市管理者は「認証コード」による法執行を実施することになり、QRコードのない施設は一律で規定違反施設と認定される。北京晩報が伝えた。

都市道路公共サービス施設とは、都市部の道路両側の公共スペース内に設置され、歩行者に直接サービスを提供する施設のことだが、数が多く種類が複雑という問題が常に存在している。これらの「都市の家具」はどのように登録し、身分を示すのだろうか。北京市は2015年より都市道路公共サービス施設に「QRコード」管理を増設している。スマートフォンの微信(Wechat)、QQ、微博(ウェイボー)などのソフトを使い施設のQRコードをスキャンすれば、その施設の名称、所有者、監督管理機関などの基本情報が速やかに表示される。また施設に存在する汚れや破損などの問題をネットで報告できる。北京市都市管理委員会が明らかにしたところによると、北京市は昨年末現在、約550本余りの大通りの約6万5000カ所の都市道路公共サービス施設のQRコード管理を実現している。

23日午前、三里屯太古里南エリアを取材した。道路沿いの店の入口の目立つ位置に、手のひらサイズの四角い箱が設置されていた。そこには「都市管理QRコード」という文字が中国語と英語で書かれ、それから白黒のQRコードがあった。筆者はスイーツ店を選び、携帯電話で入口のQRコードをスキャンした。すると店の名称、営業許可証ナンバー、法人、所在地、行政所属、監督管理機関など一連の情報が表示された。ページの一番下には「問題報告」のボタンがあった。これをタップすると違法広告、施設の破損、衛生問題、違法経営、歩行妨害などのさまざまな問題を報告できる。ページ下の「関連サービス」ボタンをタップすると、近くの地下鉄、公衆トイレ、バス停、保安施設、地域交番などの情報が表示される。

またQRコードで公共サービス施設を管理するこの措置は、都市管理法執行局とも連携し、QRコードのない施設は一律で規定違反施設と認定される。「朝陽区の人が多く状況が複雑な三里屯地区を選び、初のQRコード共同ガバナンスのテスト事業を行っている。今後はその結果に基づき市全域に広めるかを判断する」(編集YF)

「人民網日本語版」2019年7月24日

  

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