組立型コンクリート3Dプリンティング趙州橋落成式が13日午後、河北工業大学北辰キャンパスで開催された。3Dプリンティングされた灰色の趙州橋が、同キャンパス北東部の人工川にかけられた。学生が石段をのぼり、橋を行き来する姿が見られた。
「これは当チームが趙州橋を2分の1スケールでプリンティングし、現場で組み立てて作った橋だ。径間は18.04メートル、橋の全長は28.1メートルだ。現在径間が世界最長の組立型コンクリート3Dプリンティング趙州橋であり、単一径間が世界最長のコンクリート3Dプリンティング橋でもある」。河北工業大学副学長兼交通学院院長の馬国偉教授によると、研究チームは建築物3Dプリンティングの経験を利用し、モジュール化プリンティング技術を採用し組立方法の最適化を行い、現場で直接組立型建造を行った。コンクリート3Dプリンティングはコンクリート複合材料の層を重ねる、型枠を使用しないスピーディな建造プロセスだ。従来の施工・建造と比べると、型枠と支えをまったく使用せず、建築材料を37%、人手を64%削減できる。形の変わったカスタマイズ型の構造部材の建造に適している。構造の複雑性によりコストが拡大することはない。(編集YF)
「人民網日本語版」2019年10月15日