中国各地の観光地でガラス桟道が閉鎖・使用停止に

「ネットで人気」のガラス桟道の未来は暗い?

人民網日本語版 2019年10月31日16:07

最近、複数の地方の観光地に設けられたガラス桟道が、封鎖または使用停止となっている。「インスタ映え」するこれらの観光地スポットで今何が起きているのだろうか?メディア各社の報道を総合して北京日報が伝えた。

〇全国各地のガラス桟道が「封鎖」の憂き目に

河北省は昨年3月、1ヶ月間をかけて危険性が高い観光プロジェクトを対象とした精査・整備活動を実施した。ガラス桟道などの「ハイリスクプロジェクト(ガラス桟道、ガラスつり橋、ガラス滑り台、ガラス展望台などの観光施設)」の安全性に対する整備強化を求め、以下の「四項目一律」措置を打ち出した。

・ガラス桟橋などのプロジェクトの新規建設に対する審査・認可を一律停止。

・建設中のプロジェクトを一律暫時停止。

・運営未開始のプロジェクトについて、一律暫定運営開始の見合わせ。

・運営済のプロジェクトについては、一律営業停止の上、整備実施。

これを受けて、省内25ヶ所の景勝地にある32のガラス桟道類プロジェクトは全て、営業停止となった。これには、「世界最長のガラスつり橋」としてネット上で大きな話題を集めた河北省石家庄市の紅崖谷景勝地も含まれる。国慶節(建国記念日)連休初日の今年10月1日も紅崖谷景勝地のガラスつり橋は、閉鎖された状態のままだった。

河北省に限らず、黒竜江、湖北、湖南、江西、広東、福建各地の文化観光庁も、2017年以来、続々とこのような措置を講じており、条件を満たしていないガラス桟道は、命令により利用停止状態が続いている。

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